GRAVITY

2014/09/29 23:27
日本では「ゼロ グラヴィティ」と訳されたこの映画、原題のほうがよかったんじゃないかなぁ?

わずか数分の酸素しかない宇宙服で、宇宙空間に放り出されてしまった主人公は、無事地球に帰ることができるのか。
冒頭10分超の長回しを始め、極度に緊張した場面が続く…

終わったときに「生きるって素晴らしい」と思わせる、ただそれだけを導くための2時間には、強い説得力があった。
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# 【しねまレビュー】SOMEWHERE

2014/08/06 20:38
somewhere
つまり
ここではないどこか。
自分の居場所はここではないということ。

この映画を一言で片付けるなら、ハリウッドセレブの気怠い2週間ということになるのだけれど、
その間に少しずつ、少しずつ気持ちが変化していくところが面白いし、ロスの浮世離れした雰囲気はセンチメンタルでキラキラしていてとてもきれいだ。

主役のジョニーがティーンの娘と過ごす様子は、ふだんの彼の女との遊びかたがよくわかるが、それがとても格好良い。
私も遊び慣れた男の人どこか連れていってもらいたいと思ってしまう。
ただ、父娘が一緒にいられる時間として2週間は短く、その短さゆえに一瞬一瞬は音を立てるように重いものだ。

私たちには、ふだん感傷に浸る時間をあまり与えられていない。
だから、こんな感傷的な映画に惹かれてしまうのかもしれない。

http://www.somewhere-movie.jp/aboutthemovie/index.html

【しねまれびゅー】大いなる沈黙へ

2014/08/03 22:47
嵐が起こり 山を裂き 岩を砕いたが 
主はおられなかった

嵐のあと地震が起こったが 
主はおられなかった

地震の後 火が起こったが
主はおられなかった

火の後
静かなやさしいさざめきがあった

* * *

これは旧約聖書の歴史記の一節。
映画のなかで度々引用されていた言葉だ。

どんな試練の時でも我々を見守り続け、ときに静かに気配を示す「主」。
中世に始まったグラン・シャルトルーズ修道院の修道士たちは、主の存在を信じ、感じ、考え続ける…。

映画は3時間に及ぶ大作で、
一日の殆どを会話することなく過ごす修道院の生活が映し出される。

床の軋む音、衣擦れの音、鳥の声。
そして大いなる沈黙。
修道士たちが生きる静寂の世界を、垣間見ることができた気がする。


「大いなる沈黙へ」公式サイト

塀の中のジュリアス・シーザー

2013/02/09 23:53
タヴィアーニ兄弟作の映画「塀の中のジュリアス・シーザー」を観てきた。

ネタバレ注意。
[塀の中のジュリアス・シーザー]の続きを読む

トーク・トゥー・ハー

2011/10/01 10:08
今回は中学生の頃からきになっていたこのスペイン映画^^

トーク・トゥー・ハー / 2002年 スペイン
原題:Hable con ella
監督:ペドロ・アルモドーバル Pedro Almodóvar

愛する人が昏睡状態に陥ってしまった男性2人のおはなし。
女性のかたっぽ(アリシア)はバレリーナで、もうかたっぽ(リディア)は闘牛士。
ちょこちょことバレエのレッスン風景や闘牛、きれいな横顔の写真やちっちゃい祭壇などがでてきて、たぶんそういうのが映画に深みを与えるみたい。
ピナ・バウシュの作品もそのひとつ。

ピナ・バウシュが振付をしているときいていたから、てっきりアリシアがピナの振付で踊るのかと思ってた!
そしたらのっけから、ピナはピナとして、ヴッパタール舞踊団はヴッパタール舞踊団としてでてくるではないか。
あら勘違い。いつものことだけれど。いつもズレたところに期待をかけているのね。

不自然なびっくり展開もないし面白かった^^
不満があるとすれば…アリシアが可愛すぎること…かな?!
目がぱっちりしてて、派手に可愛いから目がいってしまう。
いやあほんと可愛いんで窓ごしに眺めてしまうのもわかるよ。
けど地味に可愛い人の方が合ってたかなって。

【メモ】劇中の作品
冒頭:Café Müller(カフェ・ミュラー)
最後:Masurca Fogo(炎のマズルカ)