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12人の優しい日本人

2011/08/03 00:38
12人の優しい日本人 / 1991年、日本
監督:中原俊

もし日本に陪審員制度があったら?(公開当時はなかったんで。)
ある男が死んだ事件を巡って、12人の陪審員が議論にならない議論を戦わせる。

いやあひっどい日本人像。
のっけからみんないいけげんで、裁判なんかはやく終わらせたくて、全員一致で無罪の見解になりかける。
いちおうそんな状況は脱しても…ずーっとこんなかんじ↓
「なんであなたは無罪だと思うのですか?」
「いや…フィーリングとしか言いようがないのですが絶対に彼女は有罪ではない」

あるある。
日本ではまともに議論しなくても生活できてしまうのだから。
おもしろかったな!さすが三谷幸喜の脚本って思っちゃった。

そういやこれは24(アメリカのドラマのtwenty four)形式で、映画を見ている私たちにも2時間、映画のなかの人たちにも2時間の映画だった。
そういう仕組みはマジックアワーで初めて試みたのかと思ってたけど、そんなことなかったってことか。