康本雅子『絶交わる子、ポンッ』

2012/06/30 22:53
ダンサー・振付家 康本雅子さんの公演に行ってきた。
「ぜっこうわるこ、ぽんっ!」と読む。
「ゼツまじわる子」と読んだけど違う。わる子ちゃんです。
康本さんを筆頭に、まことクラヴの遠田誠さんなど、総勢8人のダンサーによる舞台だった。

今回も、康本さんらしい振り(くるくる細かく腕や手先を動かしたりポーズをとったりする)はあったね。
康本さん本人がスリムな体に細長い手足、丸い頭に無表情な顔で、マネキンみたいな見た目といい、踊り方と言い、久米田康治の漫画みたい。
でもその雰囲気を他の人に強制したわけではなかたようで、みんなそれぞれの癖を全開で踊ってた。
しかし経歴からして身体能力が高そうな日女体出身の泊麻衣子さん(→CRUSH THE TYMKS)に至っては、康本さんが手足が長くて若干踊りにくそうなのに比べ、軸がブレたりしないし止まるとこきちっと止まれるし、よりクリアに動いていてアニメっぽく漫画っぽかったという 笑

そんな動きもさることながら、所々で面食らったことが多すぎた。
康本雅子、ネジが2〜3本はずれちゃったような、絶対変な人だろうなあと思わざるを得なかった!
原因を2つ挙げるとすると、かなりストレートに性への関心が出されること、けっこう危険なことをすること…

性的な要素の薄い踊りしか見たことがなかったから、今回もニュートラルな感じだと思っていたがとんでもない。
久米田康治みたいな少年マガジンどころじゃなくて、エロ漫画の世界が少々。
冒頭で康本さんが単純にぴょんぴょんジャンプしてるシーンでは、胸の揺れに目が行くし、
マネキン状態の康本雅子が男女の性的なやりとりを連想させるポーズを取るシーンもあるし、
そもそもコンビニの20歳以上の人しか近寄れないコーナーに並んでいるような漫画雑誌が袖から飛んでくるし、それ広げて読んでるし、
男性の股間とか女性の胸とか(見た感じ意図的に)若干触ってたし!
そこまでやってしまう思い切りに感激しつつ、ピナ・バウシュが暴力的すぎる振付を入れてダンサーに訴えられた例を思い出して、倫理的に大丈夫なのかな?!と心配してしまった。

もう一つの原因である危険を感じたのは、ピンポン玉の中での踊りだった。
舞台の上から康本雅子に向けて大量のピンポン玉が降ってきたのにも驚いたけれど、さらにその中で踊っていてハラハラした。
危ないじゃん。もし踏んでしまったらズルッと転んでしまうよ。
でもこれは私の防衛本能が働き過ぎているのか?
実際にいくつか踏んでたけど、それで転ぶこともなくピンポン玉が潰れていただけだったし…。
とは言え踏み方が悪ければ恐ろしいことに…
前に見た階段を転げ落ちるのにしても、けっこうな高さの階段の手すりを仰向けに降りるのにしても、普通の人は踏みとどまる危険行為を平気で(?)やってしまえる康本雅子おそるべし。参りました。
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