山田うん《ディクテ》

2013/03/17 20:37
人の記憶に踏み込むという不思議な経験をした。
山田うんの中に蓄積している過去と、彼女と私たちがいま紡いでいて目の前で降り積もっていく時間。
今この瞬間に、そこにある今まで時間を、彼女が行ったり来たりする。
さっきチョークで描いたうねうねした線や、言葉のような文字のような呪文の上を進んだり戻ったり、駆け抜けたり。
足の裏についたチョークが黒リノの上に足跡を残したり。
音楽とセットになった感情が露わに曝け出されたり。
さっきと同じ曲で踊ったり。
さっきとは違うと言葉が発せられたり。
いまを使って未来と過去をいったりきたりするうちに、彼女の「記憶」が立ち現れていたような気がする。
スポンサーサイト